nero magazine 最新号VOICE 限定フィギュアの売上をウクライナの人道支援のためUNHCRへ寄付

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ライター井上由紀子が監修する、音楽とアートを中心とするバイリンガルカルチャー雑誌「nero(ネロ)」は、画家ウィスット・ポンニミットとドイツのCG作家セバスチャン・シュールハーマとの三者共同で、ウクライナ支援のためUNHCR(特定非営利活動法人 国連UNHCR協会)へ寄付いたしましたことをお知らせします。
今回の寄付は、創刊10周年を迎えた最新号「nero vol.14 VOICE」のために製作された150体限定・復刻版フィギュア「ゆれないこころ2022」の売り上げをチャリティに充てております。

今回、書籍とセットで販売されたこのフィギュアのオリジナルは、東日本大震災の時にウィスット氏が日本に贈ったイラストを元にセバスチャン氏が制作したもので、作品には“どんなことが起こってもゆれないこころを持ち続けよう”というメッセージが込められています。
neroが制作した「ゆれないこころ2022」はこの作品の復刻版であり、本作品にはようやくコロナが収まりかけたところに新たに勃発した戦争によって多くの人々が苦しめられている現状に何か手助けできることはないかと考えた編集長・井上が、親交の深いウィスット氏に声をかけ実現したプロジェクトです。穏やかな表情で凛と佇むマムアン(フィギュアのキャラクター)はアジアの平和のシンボルであり、ウクライナの人々が今ある不安や恐怖から1日も早く解放され、心安らぐ日々を取り戻してほしいという祈りが込められており、このフィギュアの売り上げにあたる351,404円を義援金として届けることをneroと各アーティストの三者間で合意し、今回の寄付に至りました。

この度の被害に遭われたウクライナの方々へ心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早くウクライナとその周辺諸国の人々に平和と安全が戻ることを心より願っています。

【チャリティについて】

  • 販売店

    伊勢丹 新宿 本館 / 蔦屋書店 銀座SIX (各店舗でのフェアとオンラインショップでの販売)
  • 寄付先

    UNHCR(国連UNHCR協会)
  • 寄付金額

    351,404円

【特定非営利活動法人国連UNHCR協会について】

UNHCRは1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、約130か国で援助活動を行っています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

【音楽カルチャー誌“nero(ネロ)”について】

2020年に創刊10周年を迎えた、⾳楽を中⼼としたカルチャーブック。1990年代前半から第⼀線の⾳楽シーンで執筆活動を続ける⾳楽ライター井上由紀⼦(いのうえゆきこ)⽒が、本当に美しいと思う⾳楽や精神、⾵景、志の⾼いクリエイティヴ、或いは⽣活の傍らで希望や夢を与えてくれるエンターテインメントを、独⾃の視点でピックアップし紹介。掲載するアーティストのみならず、誌⾯を作るクリエイターのチョイスにも拘っています。

【セバスチャン・シュールハーマ】

1979年生まれ。エンタメ業界を中心にデジタルアーティストとして活動しており、過去には『アベンジャーズ』『タンタンの冒険/ユニーン号の秘密』『ホビット』三部作や、「ファイナルファンタジーシリーズ」の3Dデザインにも携わった。バックパッカーとして世界中を旅していた中で日本を訪れ、その後5年間日本に滞在していた。「ゆれないこころ」をきっかけに、多くのアーティストとコラボレーションをしている。

【ウィスット・ポンニミット】

1976年生まれ。「タムくん」の愛称でも知られる。'98年にタイで漫画家としてデビュー。幼少期より日本の漫画に触れ、03年から06年まで日本に留学していた。現在はバンコクを拠点に漫画家・アーティストとして作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍している。タイ語、英語、日本語、韓国語のメッセージが添えられた「マムアンちゃん」シリーズがSNSでも人気を集めている。